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伝統医学と運動原理で創る「かしこい身体」

TEL. 090-3944-6733

〒560-0036 大阪府高槻市辻子3-29-8

皮内鍼についてHEADLINE

刺すというより触れる

当院で多用する手法(道具)に皮内鍼があります。薬局などでも、似たものが売っていますが、形状、効果ともに全く違うものです。市販のものは小さな画鋲のような形状で、垂直に刺さり、角度や方向を変えることができません。皮内鍼は皮膚に刺すというより、表面に当てるか、引っ掛けるような状態にして、テープで固定します。通常、刺した感覚はほとんどありません.

痛みや、筋の緊張、コリなどがある時、どうしても強い刺激を求めがちになりますが、かなり多くの症状が皮膚表面の操作だけでも変化することは、日本の鍼灸師が一番よく経験してます。皮内鍼も日本人の発明です。最近は使う術者が少ないようですが、ミリ単位で部位を確保したり、先端の向きを調整するのが難しいからかもしれません。

痛みやコリだけでなく、胃腸の不調やパニック障害などでも効果が出ています。「刺すのがこわい」と思われている方も、抵抗なく受け入れられるかと思います。